週刊誌の中の言葉

『華麗なるギャッツビー』の中で青年が「結局、一つの窓から外を眺めているほうが世界のことがよくわかる」と言っていますが、僕にとっての映画がまさにその「一つの窓」なんです。いろんな視点で何かを見るよりも映画を通して物事を考え、撮っている最中に登場人物たちのことを見て、人間を考えてますから。

 週刊現代11月10日号 映画監督 犬童一心