週刊誌の中の言葉

ー「あいつのことを説明するのはとてもむずかしい」と言われるやつになりたい。影響を受けやすい人でありたい。
 踊っているとき、頭のなかで、物事が最も速く流れている。このときが自分の一番好きな状態で、それが踊っているときなんですね。
 だから僕の踊りには「引退」はありません。ダンサーからの「退職」もない。踊りは僕のなりわいで、自分を成り立たせている最も大事なものこそ、なりわいですから。
 田中泯 「週刊文春」12月6日号