2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

今日の御言葉!!「寺田和夫」

「人類百万年の歴史で定住を始めたのはわずか一万年前にすぎない。あとの九十九万年は流浪していた。旅は人間の本姓だ」 伊藤千尋の文章のなかで、故寺田和夫東大教授の言葉として紹介されていた。こういう人の講義は魅力的だったろうなー。 そう考えると、…

今日の御言葉!!「エレン・サイモン」

デビット・アンスポー監督の「ムーンライト・&バレンチノ」で、エリザベス・パーキンス演じるレベッカが、 「子供の頃考えた理想の男性の条件は、ユーモア、知性、思いやり、美しい手」 と言った。 テキストは、エレン・サイモン。だから、女性の本心に近い…

今日の御言葉!!「スーザン・ソンタグ」

「現代人の何かしらの行為の動機として理解できるのは、金銭、快楽、健康の三つである」 ソンタグのどの本にあったか分からない。ノートにこの言葉だけ書き留めてある。自分がなにかはじめようとしている時、三つのうちのどれなのかなあと考える。 今、こう…

今日の御言葉!!「原節子」

これも、何の本で読んだか忘れた。しかし忘れられないですねー。 セリフかもしれない。ご本人の言葉かもしれない。 ともかく、原節子のあの表情あの口から発せられた言葉だ。だからリアリティーがある。 「品行は直せても、品性はどうしようもない」 だろう…

今日のお言葉!!「河井寛次郎」

私の好きなエピソード。なんの本で読んだか忘れた。 陶芸家河井寛次郎は、作品に落款がないことを指摘され、 「偽物が出ますよ」 と言われた。 寛次郎は 「そっちが優れていればそっちが本物だろうよ」 と、答えた。 いいねー。本物だねーこの人は!

今日の御言葉!!「寺山修司」

「ね、ビクターの広告の犬は、あれはオスかしら、メスかしら?」 「勿論オスでしょう。メスは音楽なんて聞きませんよ。音楽そのものなんだから」 これに関しては、何も言えないですねー。うまいよねー寺山さん。 共感とかそんなんじゃなくて、うまい。という…

今日の御言葉!!「開高健」

「何かを手に入れたら何かを失う。これが鉄則です。何も失わないで何かを手に入れることはできない。」 はい、わかりましたー。という感じ。やっぱりそうですなー。失わないと、手に入らないとなるとなると覚悟が必要ということ。です。

今日の御言葉!!「養老孟司」

「<もはや死に向かって不可逆的に進行するしかない状態>なんていう定義がありましたけど、それなら脳死の定義じゃなくて、人生の定義ですよ」 (笑)全くそのとおり!脳死でもなんでもない。日々の生活が死に向かって不可逆的に進行するしかない状態だ。 …

今日の御言葉!!「ジョン・ベイリー」

「決まりきった日課は変化を必要とし、変化は決まりきった日課の中に安堵を見出す」 分かりにくい。なんで、変化が安堵をみつけるきっかけになるのか。 それは、この作家の妻が記憶を喪失するという現実に見舞われたからだろう。全く変化のない日々よりも、…

今日の御言葉!!「山本健吉」

この言葉を読んだときは、おいおい本当かよー、とがっかりした。年取ったらのんびりとして、心安らかな日々が待っていると思ったからだ。 「老年の居場所とは、もっと安らかなものだとおもっていた。だがこれはどうやら私の見込み違いであったようである。老…

今日の御言葉!!「高杉晋作」(渋)

「おもしろき こともなき世に おもしろく すみなすものは 心なりけり」 まっ、いつの時代でも、心次第ということだねー。 なんかおもしろいことでも考えようかー。

今日の御言葉!!「T・S・エリオット」

「人は冒険をやめてはならぬ。 長い冒険の果てに 出発点へ辿り着くのだから そして初めて居場所を知るのだから」 いいような悪いような話だ。やっとこ辿り着いたのが出発した場所かあである。 でも、居場所が死だとしたら当然の話。仕事の話だとすると、「こ…

今日の御言葉!!「フィヒテ」

ここ最近、私が最も好きなのは 「言語が人間によってつくられるよりも、はるかに多く、人間が言語によってつくられる」 だ。ほんとだなーと実感する。 だだし、フィヒテという人のことを私は全く知らない。

今日の御言葉! ! 「寺山修司」

「私は見たことを詩に書くのだ。それが現実であろうがなかろうが、私が見たということにはまちがいない」 「牧羊神」 見ることが、視覚だけだと思うのが大きな間違えー。ということだね。

今日の御言葉!! 「マイケル・カニンガム」

「小説というものは、表面的なテーマが何であろうと、すべて時について書かれているのではないでしょうか」 まっそうだろうなー。と思える。 別の言葉でいえば、 「すべて死について書かれているのではないでしょうか」 とも思える。

今日の御言葉!!「ホイジンガ」

「言語は詩から、社会は遊びから始まった」 「ホモ・ルーデンス」 遊びから始まったとはとても思えない余裕のなさ。が今の社会かしら。

今日の御言葉!!「シェークスピア」

「どうせ年をとるなら陽気な笑いでこの顔に皺をつけたい。いのちをすりへらす溜息で心臓を冷やすより、楽しい酒で肝臓をほてらしたい」 これ、「ヴエニスの商人」のセリフ。 当然私は実行している。(笑)

失明したようにブラックアウトした!

昨日誕生日。いきなり左目が光を感じられなくなった。目玉の硝子体のなかに血がじわじわと入ってしまって、ついに光がとおらなくなったなだろう。いやはやだ。こうなると、片目だけなせいかものを見ている時どんよりと目が重たくなる。 さて、両目視力がなく…

今日の御言葉!!「飯島愛・オスカー ワイルド・高津克弥」

「見た目じゃなくて心と言うけれど、見た目が汚ければ心も汚いんじゃないの?」 死んでしまった飯島愛の言葉。 オスカー・ワイルドが同じことを言っている。 「軽薄な人間に限って、自分は外見によって判断しないなどと言う。世界の神秘は目にみえぬものでは…

今日の御言葉!!「谷崎潤一郎」

「誰しも別離は悲しいものにきまっている。それは相手が何者であろうとも別離ということ自身のうちに悲しみがあるのである。」 谷崎潤一郎 「蓼食う虫」 相手が誰でも、ね。ここが重要。別離そのものがが悲しい!

今日の御言葉!!「三島由紀夫」

「不満なんて、そんな小さな言葉。私はそんな世界には住んでません」 三島由紀夫の近代能楽集「道成寺」の清子のセリフ。 まいるよねー。かっこよすぎ。「不満」なんて言葉言えなくなってしまう。小さな日常の不満なんてたしかに小さい、です。

今日の御言葉!!「ジャック・デリダ」

「眼のもっとも重要な役割とは、見ることではなく涙を流すことである」 ジャック・デリダ どうも、眼が悪くなってから、眼に関する文が気になってしかたない。 「見えなくなると、見えてくることがある」 これ、私の実感(笑)

今日の御言葉!!「エーリッヒ・ケストナー」

「人生を愛せよ、死を思え、時が来たら誇りをもって脇へどけ」 エーリッヒ・ケストナー 「脇へ」どくタイミングは考えないとねー。

50歳になったら黄斑検査を義務ずけたら?

「50歳になったら片目でものを見てみよう!」 とかいう、キャンペーンを張ったら、早く自分が加齢黄斑変性になっていることが分かるからいいと思う。 あるいは 「50歳の誕生日は、眼科で検査!」 でもいい。 すべての眼科の視力検査表の項目に、黄斑が分…

好きと嫌い

「嫌いなものを好きになるより、好きなものを嫌いになることの方がむずかしい」 ほんとにそうだ、と思う。人も、食べ物もそうだ。(笑) 根岸吉太郎監督の「サイドカーに犬」のセリフだ。 「好きの反対は、嫌いじゃない。好きの反対は無関心。」 このフレー…

一冊の小説を残す

先日知り合いが癌で亡くなった。お通夜の席で、親戚の人が 「彼は、いつか一冊でいいから小説を書き残したいと言っていたけど、かなわなかったねー」 といった。思ったらすぐに実行したほうがいい、というのが当たり前だけどその夜の結論だった。 エミリ・ブ…

セリフで覚えているもの

あの、デビット・リンチがほのぼのした映画を撮ったんで、びっくりの「ストレイトストーリー」。覚えているのは、家出した女の子と、焚火にあたりながらの老人のセリフだ。 女の子が 「年取って最悪なことってなに?」 と聞くと 「若い頃をおぼえていること…

それが私とどんな関係あるの?

誰だったか。映画監督の文章を読んでそうだなあと納得した。 それは、誰かと会話するとき、「それが私とどんな関係があるの」と思えるような話はするな、というものだった。こころがけてはいる。 しかし、病気自慢はすべて「わたしとどんな関係」どころかま…

和栗の店

駒沢通りに和栗だけを売っているお店がある。普通の人家の玄関で店開きしている感じだ。商品は和栗だけ。しかも、袋に入れてくれる栗は2種類だけ。重さの違いだけだ。 その日によって、産地がちがう。すべて表示されている。もちろん美味!大きくて内容充実…

ゆらゆらとガスは目の中で泳ぐ!

まだ、ガスが目の中に巣食ってるので、ものが観ずらい。ゆらゆらしたものがずっと見えているので、どうも映像も本も短時間しか付き合えない。あーあ、これが一か月続くのだ。でも、一か月後にはどんな光景が見えるのかが楽しみではある。なんでも、楽しみの…