2011-11-07 一冊の小説を残す 先日知り合いが癌で亡くなった。お通夜の席で、親戚の人が 「彼は、いつか一冊でいいから小説を書き残したいと言っていたけど、かなわなかったねー」 といった。思ったらすぐに実行したほうがいい、というのが当たり前だけどその夜の結論だった。 エミリ・ブロンテは一冊の小説を残して30歳で死んだ。「嵐が丘」のセリフが忘れられない。 「私は彼を愛しているわ。でもそれは顔が綺麗だからじゃない。あいつが私以上に私だからよ」 なんて言い草だ!(笑)