2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

落ち葉

どういうわけか、この時期に葉っぱが大量に落下する。家の前の道はすごいことになる。新しい葉っぱと交代するのだ。時々掃くんだけどとても落下の量には追い付かない。 しかし、掃いてる間、自分が落ち葉をゴミと思っていることにおどろかされる。道路が土だ…

リンゴの種

寺山さんが、明日世界が亡びるとしても、僕はリンゴのたねを蒔くだろう、というフレーズを引用していたけれど、急にそのことを思い出した。 私は、コップに残った水をみて、「もうこれだけしかない」と思うタイプ。「まだこれだけ残っている」とは思えない。…

江の島

撮影で、江の島へ。人がすくない。岩と波と空をビデオで狙った。なにを見ても、津波の映像が頭をよぎる。撮影の石原君が、「人ほんとに少ないですね」という。平日というせいかもしれないけれど、まばら。海を見る気持ちがなえてしまったからかも知れない。…

健康志向

駒沢公園に行ったら、昼間から、ランニングしている人がたくさんいるんでびっくり。実は、私もシューズとか、シャツとか買ってあるんだけれども、一度も走ったことがない。カッコだけ。情けない。 なんでも、国が亡びる時の兆しに、国民の健康志向、文字離れ…

ポスターの顔

選挙だ。区議だからすごい数。顔だけで判断できるわけもない。 ふと、あの人に選挙に立候補してもらいたい、と思う。そういう人がいない。ぜひ、出てもらいたい人を、まず選挙したい。(笑)出たい人より出したい人、だ。

映像の力

言葉の力と同じくらい、映像の力も再認識した。テレビで被災した子供を追ったものを見た。両親の行方が分からない。茫然とする子供の姿が痛々しい。その映像を見ることで、死が身近な痛みになって伝わってくる。それまでは死は遠くにあって、数だった。映像…

言葉によって救われる 2

たとえば、教会とかお寺神社なんかに、今日の標語が掲示されている。 あれと同じように、あらゆる建物の入り口に言葉が彫られているといい。あるいは、民家の表札のとなりに、その家の家訓とか好きな格言とかを表示する。散歩のとき、読む楽しみがあっていい…

言葉によって救われる

「言語が人間によってつくられるよりも、はるかに多く、人間が言語によってつくられる。」 その通りだ。言語との出会いがあったから救われ、納得でき、前が見えた。たった一言によって、世界が変わったこともある。 もっと、言葉との出会いのチャンスをふや…

時間は演出家

確かに、時間は演出家だと思う。いい演出するときと、あまりよくない時があるけれど。 30代に最悪な時期があった。地獄のような時期だったと今思う。 ところが、時間がたつと地獄を物語にでもしようかという気になってくる。最悪なことも、乗り切れるから…

当たり前だけど

出会った人とは全員別れる。例外はない。当たり前のことだけれど、そのことを忘れる。親とは別れないもの。子供とは別れないもの。連れ合いとは別れないもの。友達とは別れないもの。そんなありえない幻想にひたる時がある。不思議だ。全員と、死に別れか生…

早いなんて早いんだ

一か月がこんなに早いとは。あきれるほど早い。つい昨日のことのようだ。学校に泊まったとき、テレビのニュースを見た。その惨状を想像して愕然とした。あれから30日。一か月で変わったこと、変わらないことを思うと見えてくるものがあるよ。 今日もわが子…

雨もそうだ!

風ばかりではない。雨もおなじだ。雨が降る日の独特な匂い。ひんやりとした部屋の落ち着き。水たまりに移る傘の影。雨の音。そんなものを楽しむことが出来なくなってしまった。雨は今や悪者視される。こんな理不尽はない。風向きを心配し、雨に濡れないよう…

強い風

以前は、風が吹くと、どこからどこへ行くのか、とか、心を飛ばす手紙のような感傷的な青春の思い出などに浸れたのに。今じゃ汚染されているような気になってまったく楽しめない。どうしてくれるんだ。である。前橋は、かかあ天下と空っ風が名物。強風の街だ…

来賓あいさつ

都立総合芸術高校の入学式でしゃべった。去年が一期生。今年二回目の式だ。うらやましい。自分たちで、伝統が作れるからだ。卒業の公演はこうしようと決めれば、それが伝統になってしまう。 私は、 「学校生活に退屈したら、それは自分の未来を退屈すること…

不思議!

昨日の朝5時頃、目が覚めてしまって、ラジオのスイッチを入れた。男の人が、アナウンサーにインタビューされている。周防正行監督だ。すると、なんと「萩原朔美さんがー周防さんの映画は身体表現だーと言われた」と突然いったのだ。びっくりした!いきなり…

ブザービート!

一度でいいからブザービートを試みたい!バスケットの終了ブザーがなっている時シュートを決めるあれだ。誕生日に念願だったことを完成させるとか。私の場合は、定年の日まじかになにか実現したいと思う。あるいは、命尽きる前に、なにか思いを遂げるとか。…

捨てられないモノ?

友人と話ていて、私には大事なモノが一つもないことが分かった。思いでの品もない。大事なお皿とか絵とかない。ないどころか、モノにまったく興味も執着もゼロなのだ!使ってる食器も家具も安いから買ったものばかり。 そういえば、自分が作ったフイルムとか…

意味がわかる

「寂しさのは名前がない」とうたった浅川マキさん。20代の時は意味が分からなかった。後で、思い出して、いきなりわかることってある。 音楽は繰り返し聴けるからいい。文字はどうだろう。音楽のように付きあえるだろうか。「音楽を語るのはやめろ、建築と…

最後の三日

命が尽きるとき、最後に神から三日間だけ与えられる。そうしたら、いったい自分はなにをするだろうか。 これが、むずかしい。リアルな自分の姿が立ち現れる。 その人の魅力を三っ以上答えて、と言われると、これもまた大変だ。リアルな他人の姿が立ち現れる。