リンゴの種

寺山さんが、明日世界が亡びるとしても、僕はリンゴのたねを蒔くだろう、というフレーズを引用していたけれど、急にそのことを思い出した。
私は、コップに残った水をみて、「もうこれだけしかない」と思うタイプ。「まだこれだけ残っている」とは思えない。悪いことはすぐ思いつく。いいことはまったく浮かんでこない。損な性質だ。(泣)
今日からは、いいことを考えよう。
前望的な雰囲気が蔓延していたのは、60年代だったか。70年代も未来が明るく見えたような気がした。種を蒔くことが必要。とにかく、亡びてもリンゴの種を。