ビューティフル

「バベル」のイニャリトゥ監督の新作「ビューティフル」を観た。手持ちカメラのドキュメンタリー的表現と群衆シーンが相変わらずうまい。黒澤監督の「生きる」のオマージュを感じるのは、ディスコのシーン。「生きる」のキャバレーのシーンを思い出す。
しかし、バルセロナの現実がこうとは知らなかった。遠くにいまだ建築中のガウディーの教会が見えた。あの、遠景のシーンが挿入されたことで、物語のリアリティが増した。