比喩を考える

授業で、「雪のように白い」と書いてはいけない。自分が考えた比喩をつくってみよう」と、順番に発表してもらった。「花嫁の顔のように白い」とか、「老人の頭のように白い」とかインパクトがない。ところが、一人「午後のノートのように白い」といった生徒がいた。うーん。うまい。けだるい午後の教室、なにも書かれていない広げっぱなしの白いノートが浮かんできた。こういう比喩は記憶に残る。