本の中の言葉

「わたしたちの目は、名や意味を見てしまう目である。しかし、時々はものの前に立ち止まることもある目である。そのものを見ようとするためにはその前に立ち止らなければならない。時間が要るということだ。ものも、その時間を吸収して名や意味を薄くし、姿を変えていく。そんな体験をすることがある。」
「劇の希望」太田省吾

名や意味ばかり追いすぎる自分に時々きがつく。特に表現されたものを見ている時。