2011-01-01から1年間の記事一覧

表現する人

出自を誇示するのは三流。ビスコンティーにとって、爵位はただ映画の素材だ。 出身校を誇示するのは二流。小津安二郎の学歴など誰も知らない。 表現する人は、ただ、なにからも自由でありさえすればいい。それだけ。 という話を夢の中でした。なんだったのだ…

空手全国大会

今年は、女子の型と組手で、入賞、準優勝。東京の小さな支部だけども、敢闘してるねー。私は稽古にこのところいけてない。悪い! ここらで、もう一度、体をいじめないとこのまま、ずるずると堕落してしまう(泣)

萩原葉子をしのぶ会なんと7回目!

母親の会、今年は、9月4日だと、田村セツコさんから連絡あった。よく続くと思う。毎回、いろんな試みがあって、たくさんのひとが集まる。母親がわいわいとみんなで騒ぐのが好きだったからかも。 きっと、いっしょになって、ダンスしているのだろう。

金子遊

個人映画、アートフイルムを研究している金子遊さんがインタビューにきてくれる。きちんと調べていて誠実な人だ。彼の映画が観たくなった。作家で、同時に研究者でもあるので、作る側のリアルな問題にふみこむことが可能な数少ない人だろう。

吉増剛造さん

ポレポレ東中野で、[gozoCine]の連続上映会「予告する光」をやっている。めまぐるしく飛び回る吉増さんのイメージの跳躍力になんとかついていくのにやっと。おそろしいものです。トークに出させてもらって、わかったのが、詩と音楽との密接な関係…

朝日岳

登り始めが遅かったので、朝日岳下山の途中雷。すごい音!やっぱり、自然はおおきい、すごい、ひれふすしかない。自然のなかに入るときは、謙虚に、慎重に、です。

合宿

山中湖に一年生合宿。富士山すぐ目の前。毎日富士山を見る生活というのは、どんな感じなのだろうか。 窓を開けると、目の前にある。そんな場所だと、なにもものをつくる気にならないか、やる気が出るのか。窓からの風景は重要だ。 明日から那須岳登山。

黄斑変性

ひさしぶりに、大学病院言った。今日は三千人以上の患者数。このぐらいではおどろかない。 黄斑の検査。変化なし。次回は10月。治らないので、経過をみるだけだ。 もしかして、治るという考えかたがおかしいのかも。病気はかかりながら生きる。病状ととも…

早起き

不思議なんだけど、やけに早起きになった。子供の時からずっと、遅起きだったのに。「そりゃ年のせい」とみんないう。 そういえば、ヘミングウエイの「老人と海」に「お爺さんはぼくの目ざまし時計だ」 「そして年がおれの目ざまし時計というわけか」という…

7月も足早に

真夏のような7月も終わりかー!真夏の真っ盛りに、秋がくるんだよねー。たとえば、今日蝉の声がはじめて聞こえた。それはもう夏の終わりの鳴き声なんだよねー。青春も同じ。人生も同じかもね。盛りのまっさいちゅうに終わりがすでに表れている。ところが、…

なにがあっても

知人の一人は、脳溢血で、右腕が動かなくなった。で、左手で、あいうえおの文字盤を示して、本一冊書き上げた。今ならパソコンを駆使しただろう。 全身が動かなくなる病魔に侵された編集者が、まぶたの開閉だけで、本を書いた。これは映画化されている。 声…

つい忘れること

学校は、どう作るのかを教えてしまう。 だけど、本当は、どう作るかなんてどうでもいい。作りたければ自分で学ぶよ。どう作るかじゃなくて、なぜ作るかだ。 なぜ作るのか。 今。 私が。 答えながら作っていくんだよねー。

物語も佳境かしら

生きるとは、自分の物語を作ること。河合隼雄のことば。となると、私は、エンディングのオチ、か、その前の盛り上がりの話をつくらないとだめだなあ。(笑) 物語って、助走が必要。若いと思っていても、若い時にかなり飛ばさないと物語は作れない。ですよ!

真夏の昼の夢

夏の旅行。 してみたいのは、フランスで、郵便配達夫ベルナール・シュバルの建物観て、次にロスで、シモン・ロディアの、ワッツ・タワー見学。ひとりの男がこつこつととんでもないものをつくる。その迫力を体験して元気になりたい。 ついでに、バルセロナで…

舞浜

一緒に会社を立ち上げた高橋さんが亡くなった。葬儀が浦和。最寄駅が舞浜。デズニーランドの後ろにあった。遊園地は世界で最もさみしい場所だといったのは、チャップリン。まったく同感。 夜、授業に、長谷川初範さんに来てもらった。相変わらず、まじめ、誠…

タンタン

スピルバーグがタンタンを映画化するらしい。隣の人が読んでた新聞で見た。(笑)キャラクターが好きで、ずいぶんノートとかキーホウダーとか買った。原宿のタンタンショップで、Tシャツも。これからは、もう入れないだろうねー。たちまちブレイクして。残…

がんという君

私の父親の内臓を駆け回り、最後に脳を犯した癌よ。 私の連れ合いの胸に巣食った癌よ。 私の別れた人の胃を消した癌よ。 そして、今度は、私の友人の声を連れ去った癌よ。 答えてなどほしくないけれど、こっちはそのやんちゃな動きを文章で凌駕してやるよ。

建築ラッシュ!

近所は凄いことになってる。あっちもこっちも新築工事。朝からうるさいこと。そういえば、葉山に住んでる友人も「こっちは今建築ラッシュだ」と言ってた。 どうしてなのだろうか。大震災以後、新築はしばらく見合わせるのではないかと思っていたら大違い。も…

応対という技術

会社で待つ仲間に頼まれた人が、「チーズバーガ9個」と言ったら、 「店内で、お召し上がりですか?」と言われたらしい。 今日は、「予約のDVD受け取りに来ました」と言ったら、ないという。「予約じゃなくて、きゃくちゅう、ですか?」と言われた。「そ…

冊子作りは面白い

写真と文章を組み合わせた20ページの本が3000円でできる。ためしに作ってみたら、きれいな仕上がりでびっくり。 目黒区の市民講座でも試みてもらった。一人一人のアイディアが面白い。思い出が写真と文になる。生い立ちが本になる。区と区の境目が写真…

賢者探し

災害の後、とにかく本探しだ。原発も。で、先駆的発言の本を見つけて評価する。私も、吉村昭の本をよんでビックリした。小説家の思いはすごいと思う。 しかし、原発本探しはどうも違和感がある。自分だけが見つけてきたんだという、すごいだろう感がどうもみ…

おねがい、下着にタグ付けないで!

暑くてサウナのよう。クーラー付けないから教室はすごいことになってる。家に帰って二度も下着変えた。 いつも思うんだけど、下着のタグ考えてほしい。ちくちくして困る。私は裏返しに着ている。いっそ、下着は表にタグ付けてほしい。 ポロシャツの襟首のタ…

死ぬ真似より生きるまね

清水邦夫さんの戯曲読んでたら、セリフが頭に残った。「死ぬ真似より生きる真似」役者って、演技が死ぬ真似の繰り返しじゃだめかも。生きる真似が演技なのではないか。ふと、そう思った。

井戸掘り

庭の片隅にある井戸を復活させた。業者さんが手押しポンプを設置してくれる。 水出た!。30年以上の井戸が自力で水脈をたもっていたんだ、という気持ちになる。災害時に、生活用水として付近の住民に開放するつもり。

「12人ー奇跡の物語ー」

スペース早稲田で、オフィス コットーネプロデュースの芝居を観た。 タイムリーな企画だ。芝居は「今」を考えるものだからこうでなけりゃ。最近新制度後の死刑判決が注目されたから、自分が選ばれたらどうだろうと考える人は多いと思う。 小川絵梨子の潤色が…

光の揺らめく川

大阪の友達が、ほたるを川に呼び戻す運動やってる。なんでもすごい増えて、群舞が見ものだとか。去年いけなかったんで今年こそ。ところが、日曜ごとに雨。昨日も雨でだめ。もう時期が過ぎてしまう。今年はあきらめた。学校の近くの多摩川にも、ほたるを大発…

比喩を考える

授業で、「雪のように白い」と書いてはいけない。自分が考えた比喩をつくってみよう」と、順番に発表してもらった。「花嫁の顔のように白い」とか、「老人の頭のように白い」とかインパクトがない。ところが、一人「午後のノートのように白い」といった生徒…

些細なこと

経堂を歩いていたら、「ガヤガ屋」という店の看板が目にとまった。いいねー。こういうしゃれっ気。見かけただけで、心が少し楽になる。今度行こう、という気になる。

カラスが消えた

この一週間ぐらい、カラスの声がしなくなった。以前は、朝うるさくて目が覚めるぐらいだったのに。おかしい。もしかして、いよいよ大地震か。などと思ったけれど、考えたら庭の木の枝を落としたのだった。たぶんそのせいだと思う。 なんでも悪いほうにイメー…

処分する

どういう訳か、風邪ひいてしまった。で、一日部屋にこもっていると、「あれはどこだろう?」と思う。探すと見つからない。ものが多い。 母親を亡くしたロラン・バルトの「喪の日記」、1978年10月3日が思い浮かぶ。 「彼女は、深い慎みゆえに身のまわ…